2010年 09月 22日
アンティーク・ビエンナーレ@グランパレ |
9月15日から始まっていた、絵画、工芸、ジュエリーを含むアンティークの祭典。
25ユーロもする入場料にかなり逡巡したのですが、最終日に滑り込んできました。
結果、やっぱり行ってよかったです。
入場料のモトが充分とれるほど、内容は素晴らしかった。
90ものブースが立ち並び、それぞれに趣向を凝らした内装をほどこして
逸品が展示されています。
18世紀の邸宅をまるごと移してきたようなブースもあれば、
古代エジプトでまとめたブースあり、コルビジュエやシャルロット・ペリアンらで
空間を構成しているところも。
ざっと巡れば、ピカソ、モディリアーニ、ベルト・モリゾ、アンドレ・ドゥラン、
シニャック、ブイヤール、ボナール、マティス、ルノワール等々、
近代絵画のお勉強もひととおりできちゃいます。
美術館やカタログでしょっちゅう見かける作品ではなく、
個人(ギャラリー)所有のものだから、初めて見るものばかりで面白い。
カルティエ、シャネル、ピアジェ、ディオール、ヴィトンなどのジュエラーも
ため息の出るようなハイジュエリーの競演、こちらも見応えありましたが……。
私の心を釘付けにしたのが、Axel Vervoordt(アクセル・ヴェルヴールド)という
個人コレクターのブース。
趣味のいい邸宅をイメージした建て込みがなんとも洒落ています。
宗教絵画から古代エジプトの彫塑、ヒエログリフ、墳墓の副葬品、
20世紀の抽象絵画まで、古今東西、あらゆるものを組み合わせてある。
まるで、美しいものには時空の境界などないというように。
ベルギー、アントワープ郊外のお城に住んでいるというVervoordt氏。
蒐集品は17世紀以降のオブジェや家具装飾品、20世紀の現代美術、
そして考古学美術までカバーする大コレクター。
自ら率いるカンパニーでは、建築内装のコンサルタント、家具のリストレーション
などの部門を持ち、トータルな美術アドバイザーとしても活躍しているという。
ただ蒐集するだけじゃなくて、それをどう生かすかに至るまでケアするって
大事なことですよね。またそれを実現できる素晴らしいスペースを自身も持っている
というところがすごい。
とにかく、展示のセンスが圧巻でした。
彼が暮らす城館の50の部屋と、その近くにある元・工場の建物を使った
インスタレーション・エキスポジションが11月の最終週の金土日、
12月最初の週の金土日に行われるそうです。
これ、絶対見たいな〜。車じゃないと行けないのかな〜。
☟
www.axel-vervoordt.com
25ユーロもする入場料にかなり逡巡したのですが、最終日に滑り込んできました。
結果、やっぱり行ってよかったです。
入場料のモトが充分とれるほど、内容は素晴らしかった。
90ものブースが立ち並び、それぞれに趣向を凝らした内装をほどこして
逸品が展示されています。
18世紀の邸宅をまるごと移してきたようなブースもあれば、
古代エジプトでまとめたブースあり、コルビジュエやシャルロット・ペリアンらで
空間を構成しているところも。
ざっと巡れば、ピカソ、モディリアーニ、ベルト・モリゾ、アンドレ・ドゥラン、
シニャック、ブイヤール、ボナール、マティス、ルノワール等々、
近代絵画のお勉強もひととおりできちゃいます。
美術館やカタログでしょっちゅう見かける作品ではなく、
個人(ギャラリー)所有のものだから、初めて見るものばかりで面白い。
カルティエ、シャネル、ピアジェ、ディオール、ヴィトンなどのジュエラーも
ため息の出るようなハイジュエリーの競演、こちらも見応えありましたが……。
私の心を釘付けにしたのが、Axel Vervoordt(アクセル・ヴェルヴールド)という
個人コレクターのブース。
趣味のいい邸宅をイメージした建て込みがなんとも洒落ています。
宗教絵画から古代エジプトの彫塑、ヒエログリフ、墳墓の副葬品、
20世紀の抽象絵画まで、古今東西、あらゆるものを組み合わせてある。
まるで、美しいものには時空の境界などないというように。
ベルギー、アントワープ郊外のお城に住んでいるというVervoordt氏。
蒐集品は17世紀以降のオブジェや家具装飾品、20世紀の現代美術、
そして考古学美術までカバーする大コレクター。
自ら率いるカンパニーでは、建築内装のコンサルタント、家具のリストレーション
などの部門を持ち、トータルな美術アドバイザーとしても活躍しているという。
ただ蒐集するだけじゃなくて、それをどう生かすかに至るまでケアするって
大事なことですよね。またそれを実現できる素晴らしいスペースを自身も持っている
というところがすごい。
とにかく、展示のセンスが圧巻でした。
彼が暮らす城館の50の部屋と、その近くにある元・工場の建物を使った
インスタレーション・エキスポジションが11月の最終週の金土日、
12月最初の週の金土日に行われるそうです。
これ、絶対見たいな〜。車じゃないと行けないのかな〜。
☟
www.axel-vervoordt.com
by mari_matsu33
| 2010-09-22 06:06