2011年 09月 25日
Journées du Patrimoine 2011 |
毎年秋2日間にわたって開催される、ヨーロッパ文化遺産の日。
ヨーロッパで、フランス各地で、そしてパリでさまざまな文化遺産建築が
一般公開される催しです。
今年は9月17、18日に開催。パリで200カ所以上がこのイベントに
参加しているのですが、ふだん非公開の場所が公開されるとあって、
人気スポットは長蛇の列。去年の経験から言えば……
エリゼ宮(大統領官邸)…6時間待ち!!(友人リアル談)
マティニョン館(首相官邸)…2時間半待ち!(私のリアル体験)
リュクサンブール宮殿(フランス下院)、パリ市庁舎なども数時間待ち。
多くの有名どころは毎年このイベントに参加していますが、
各年、新入りもあります。
今年はさてどこに…? そこで、今回初公開というふれこみの
オテル・パティキュリエ(個人の大邸宅)、L'Hôtel de Lauzun(ロザン館)に
行ってみました。 で、やっぱり長蛇の列。
並び始めたときに係員に尋ねると「2時間半待ちですね」と言われ、
去年のマティニョンで経験済みの私としては、腹をくくったのですが、
案外1時間20分しか待たなかった!(それにしても待たされたワケだけど)
場所はサンルイ島、セーヌ河に面した通りにひっそりと、外観は本当に目立たない。
だ・け・ど…… 中はすごいんです。
(記憶が正しければ)単なる「従者の間」でこの豪華さ。 天井の梁にびっしりとペイントが。
でも、これはほんの序の口でした。階段を上がると…
って、階段ひとつとってもいちいちスゴい。
キャビネと呼ばれる小部屋。歴代の館の領主のポートレートと風景画で壁を埋めつくす! 8畳?くらいの比較的小さなスペースに3方の壁と天井に装飾ぎっしり。
狭いだけに圧迫感のある壮麗さ。
窓からセーヌを眺めて、一息つきます。ほっ。
次の間へ、そしてさらに次の間へと、入り口(扉)がストレートに連なるのは
視覚的効果を狙ったんだそうな。(人が多くて見えづらいですが)
音楽の間。あまりの装飾過多に、どこをどう見ればいいか分からず、
みんな顎を上げ、口を開け、ぼー。
ベルサイユ宮殿の装飾だって、そりゃすごいです。
でも、この個人邸の(現代解釈の《個人》の定義をはるかに超えてますが)、
こういった装飾を間近に見られるのは貴重な経験。
修復も完璧にされていて、絵はうるわしく、木彫も金塗りもパーフェクト。
いいもの拝見しました!
サンルイ島には、他にもまだまだ非公開の邸宅があるんです。
ひっそりと、誰にも知られず、修復中のお館が……。
《ロザン館覚え書き》〜〜17世紀の建築の中でも、その装飾美で知られた領主の館。
ロザン伯爵の所有のもと、数々の名士がこの家を借りて住まった。
なかでも1840年代には、ボードレールを中心としたサロンとなって
ゴーチエやドラクロワ、バルザックなどの名士たちが集った。〜〜
ヨーロッパで、フランス各地で、そしてパリでさまざまな文化遺産建築が
一般公開される催しです。
今年は9月17、18日に開催。パリで200カ所以上がこのイベントに
参加しているのですが、ふだん非公開の場所が公開されるとあって、
人気スポットは長蛇の列。去年の経験から言えば……
エリゼ宮(大統領官邸)…6時間待ち!!(友人リアル談)
マティニョン館(首相官邸)…2時間半待ち!(私のリアル体験)
リュクサンブール宮殿(フランス下院)、パリ市庁舎なども数時間待ち。
多くの有名どころは毎年このイベントに参加していますが、
各年、新入りもあります。
今年はさてどこに…? そこで、今回初公開というふれこみの
オテル・パティキュリエ(個人の大邸宅)、L'Hôtel de Lauzun(ロザン館)に
行ってみました。
並び始めたときに係員に尋ねると「2時間半待ちですね」と言われ、
去年のマティニョンで経験済みの私としては、腹をくくったのですが、
案外1時間20分しか待たなかった!(それにしても待たされたワケだけど)
場所はサンルイ島、セーヌ河に面した通りにひっそりと、外観は本当に目立たない。
だ・け・ど……
(記憶が正しければ)単なる「従者の間」でこの豪華さ。
でも、これはほんの序の口でした。階段を上がると…
って、階段ひとつとってもいちいちスゴい。
狭いだけに圧迫感のある壮麗さ。
視覚的効果を狙ったんだそうな。(人が多くて見えづらいですが)
みんな顎を上げ、口を開け、ぼー。
ベルサイユ宮殿の装飾だって、そりゃすごいです。
でも、この個人邸の(現代解釈の《個人》の定義をはるかに超えてますが)、
こういった装飾を間近に見られるのは貴重な経験。
修復も完璧にされていて、絵はうるわしく、木彫も金塗りもパーフェクト。
いいもの拝見しました!
サンルイ島には、他にもまだまだ非公開の邸宅があるんです。
ひっそりと、誰にも知られず、修復中のお館が……。
《ロザン館覚え書き》〜〜17世紀の建築の中でも、その装飾美で知られた領主の館。
ロザン伯爵の所有のもと、数々の名士がこの家を借りて住まった。
なかでも1840年代には、ボードレールを中心としたサロンとなって
ゴーチエやドラクロワ、バルザックなどの名士たちが集った。〜〜
by mari_matsu33
| 2011-09-25 07:41